令和2年度 第2回 横浜市障害者施策推進協議会会議録 日時 令和2年12月8日(火曜日)14時00分〜16時00分 開催場所 横浜ワールドポーターズイベントホールA 出席者 (五十音順) 飯山委員、井出委員、稲垣委員、大橋委員、加賀谷委員、金井委員、渋谷委員、清水委員、鈴木委員、須山委員、中瀬委員、永田委員、奈良崎委員、二宮委員、東根委員、広沢委員、森委員、和田委員、渡部委員 欠席者 赤羽委員、井上委員、大友委員、高橋委員、西山委員、山口委員 開催形態 公開(傍聴者 0名) 議題 1議題 (1)会長の選出について (2)第3期横浜市障害者プランの進捗報告について (3)第4期横浜市障害者プラン素案に係るパブリックコメントの実施結果及び原案の策定について 2報告事項 障害者手帳のカード化について 議事 議題1/会長の選出について 事務局/それでは、議題に先立ちまして、本協議会の会長を選出いたします。本協議会の会長は、「横浜市障害者施策推進協議会条例」第4条により、委員の皆様の互選により決めると定められております。どなたか、ご意見もしくは推薦者はいらっしゃいますか。 須山委員/浜難聴の須山です。渡部委員を推薦したいと思う。 事務局/ただ今、須山委員から渡部委員をご推薦いただきました。皆様から拍手も上がりましたので渡部委員に今回の会長をお願いしたいです。渡部委員、よろしくお願いいたします。 渡部委員/よろしくお願いいたします。 事務局/次に職務代理者を選出させていただきます。職務代理者につきましては、「横浜市障害者施策推進協議会条例」第4条3項により予め会長が指名するものとなっておりますが、渡部会長、いかがでしょうか。 渡部会長/森委員にお願いしたいと思います。 事務局/森委員、よろしいでしょうか。 森委員/はい。 事務局/それでは、渡部委員・森委員、よろしくお願いいたします。 ここで、会議の途中ですが、大変失礼ではございますが、田中健康福祉局長は退席させていただきます。 それでは、ここからは、渡部会長にご挨拶をお願いし、議事進行をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 渡部会長/それでは、会長に推薦いただきました渡部です。非力ですが努力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。 議題2/ 第3期横浜市障害者プランの進捗報告について 渡部会長/それでは、時間も押しておりますので、議題2第3期横浜市障害者プランの進捗報告についてです。事務局から説明をお願いいたします。 (事務局より説明) ・資料1−1 第3期障害者プラン ・資料1−2 第3期障害者プラン令和2年度取組(一覧) ・資料1−3 第3期障害者プラン令和2年度取組(概要版) 渡部会長/ただいまの進捗状況のご報告についてご意見、ご質問はありますでしょうか。 飯山委員/意見ではなく、説明を聞いていて81ページ、令和2年度目標に向けた令和2年度の取組の太枠の中、「障害福祉事務所」となっておりますが「障害福祉事業所」で、ちょっとしたミスプリントではないでしょうか。 事務局/その通りです。申し訳ございません。 渡部会長/修正をお願いいたします。それでは、この報告に関する議論はここで終了させていただき、引き続き本日の中心の議題であります「第4期横浜市障害者プラン素案に係るパブリックコメントの実施結果及び原案の策定について」の議案に進めさせていただきます。説明後休憩を取り、その後質疑として進めていきたいと思います。 議題3/第4期横浜市障害者プラン素案に係るパブリックコメントの実施結果及び原案の策定について 渡部会長/事務局からご説明をお願いいたします。 (事務局より説明) ・資料2−1パブリックコメント実施結果 ・資料2−2パブリックコメント意見一覧 ・資料2−3原案(案)への反映・修正箇所 ・資料2−4原案(案)に反映するパブリックコメント意見一覧 ・資料2−5第4期横浜市障害者プラン原案(案) (説明の途中で10分休憩) 渡部会長/それでは、ただいまのご報告に関しまして、どの点からでも結構ですのでお気づきの点をご発言ください。 渋谷委員/基本目標で、「障害のある人とない人」とすると、いつもわからなくはないのですが、現実に障害を理由にするだけで区別することは、現実味がないです。だとしたら、それを障害者計画と、わからないとその人の認識を曖昧にしてしまう気がします。 渡部会長/基本目標について他にご意見はありますか。 永田委員/修正した基本目標の「誰もが」という部分が良いと思います。 大橋委員/基本目標の点について一言申し上げます。「障害のある人」と「ない人」という言葉が対峙関係にあるという理屈はともかくとして、「障害」を外すということは絶対に反対です。事務局の一部でも障害福祉のプランの中で障害という言葉を抜くことは問題ではないかという議論が事務局内部でもあったように書いてありますが、これは、その後にも出ています。恋愛、結婚、子育てに差別があるということも記されているわけなので、要するに障害者の現実問題の実態としては、差別解消法があっても全庁的に十分に理解されているとは思えませんし、市民レベルでは、まだまだ障害者の認知度が十分理解されていない現実があるので、障害という言葉をとってしまったら、福祉プランをまとめるにあたり視点がずれてしまうように思います。この「障害」の言葉を取るのは、一部の行政マンや学識経験者の、福祉施策が進んで障害というものを敢えて出さなくても良い社会になったという自画自讃というか、もっと言うなら一部の行政マンの悪意すら感じます。というのは、言葉だけで障害者問題を隠蔽化していく感じがしますので、これは絶対に出さないとまずいと思います。障害者の権利条約も批准しているので、横浜市の政策として、まだ、障害者問題から「障害」という文言を除く段階ではないと思います。だから、絶対に残さないとまずいです。何のための障害者プランなのか、問われると思います、絶対に残してください。 それから、後でいう3点の問題を、今日、ご回答いただかなくてもけっこうなので、国会でいう文書質問ではないのですが、別の機会に説明していただければ結構です。第3章の代読・代筆のところで、最近では、名古屋市もやるようになったようですが、横浜市でも是非やっていただきたく、各論部分についてご説明していただきたい。 また、読書バリアフリー法についても自治体としてのプランを出さなくてはいけないので、各論的なところをお尋ねしたい。 それから、「雇用施策と福祉施策の連携による重度障害者等の就労支援特別事業」に関してどのようなプランを障害者プランの中で位置づけをして計画を立てているか、その点について後日、私共、視覚障害者団体にご説明願いたい。 渡部会長/後半の3点については、今日時間があればご回答いただきたい。そうでなければ個別にご説明いただければと思います。 須山委員/修正した基本目標について、私もどちらかというと障害のある人への偏見は未だに理解されていないし十分に進んでいないと思います。障害者自身の声も、やはり日常生活の困りごとで障害の種別によっては、5割前後の方は周囲の人の理解が足りないと言っている現実があります。「誰もが」の言葉は理想であり、今まだその段階では無いので「障害のある人もない人も」と「障害」という言葉を残した方が良いと思います。 二宮委員/横浜市歯科医師会の二宮でございます。基本目標に関して、「誰もが」は、素晴らしい言葉だと思いますが、個人としても委員の皆様からのご意見の様に「誰もが」に違和感を感じました。障害者プランは、障害者のお役に立ててもらおうという計画なので、入れたいと思います。 また、気づいた点は、40頁、下から7業目、「障害のある人が、恋愛、結婚、出産、子育て、介護などを考えたとき」という言葉があるが、細かいところですが、ここで文章を広げた点について、障害をお持ちの方にとっては「就学」や「就労」も大事なイベントであるが、どこまで記載してよいのかとも思います。例えば「恋愛」、「結婚」を書くのもひとつ、或いは、もっと大きなイベントとして「結婚」「子育て」「介護」をもう少しまとめても良いのではと思いました。 渡部会長/後半のご説明は、今の趣旨を踏まえて、そこは検討するということでよろしいでしょうか。 二宮委員/「恋愛」を入れるのであれば、「就学」と「就業」を入れても良いのではと考えました。省くのであれば「等」でまとめてしまってもよいかと思いました。 鈴木委員/横浜ピアスタッフ協会の鈴木です。個人的には言葉は本質ではなく、敢えて言えば「障害を感じている方々」が良いのではないか。当事者として仲間を見ていて感じるのは、心の問題、様々な悩みがある中、社会的な地位・対価が獲得できていないというコンプレックスが一番大きく当事者の心に響いていると思います。生活保護も絡んでくると思います。作業所の工賃も最低賃金に届いていなく、最低賃金レベルが上限だったりする立場だという、自分が如何に頑張っても社会からは最低の評価なのだということを自分事として捉えていただいて、皆さんと一緒に考えていければと思っています。 広沢委員/横浜北部就労支援センターの広沢です。基本目標の修正の件で、意見を述べさせていただきます。「誰もが」とありますが、私は、「誰もが」の前に「私達は、」を入れて「私達は、障害のある人もない人も」とするのが良いと思います。「私達は」の意味は、障害のある人もない人も全て同じコミュニティーに住んでいるという意味の、私達という意味でもあります。今、世界は分断の方向に進んでいるわけですが、世界が必要としているのは、分断でも差別でもなく基本目標に書かれている共生社会という共同体の感覚を持つことが非常に重要だと思います。そのような思いを込めて、先頭に「私達は」の言葉を入れ、その後に「障害のある人もない人も」と入れた方が良いと思います。追加資料で、欠席委員の高橋委員も同じようなことが書かれていましたので、私も発言させていただきました。 森委員/全体の中の流れだが、前に令和2年度の各取組の3頁の下のところに、新型コロナのことが書かれている。「当初予定通りには実施できず調整・修正をしながら進めている取組があります」とあるが、今年度、結構できなかったことがいっぱいあったはずです。それを受けて第4期となるが、令和2年度の各取組についても「第4期横浜市障害者プランの取組の中で必要な対応を行っていきます」と書いてあるので、ここをなんとか架け橋を作ってもらえないでしょうか。そうでないとブツブツと切れてしまって、新型コロナは経験したことがないことが起こっているので、ここを架け橋してもらうような文言を考えていただきたい。令和2年度の取組で実施できなかったり、調整・修正したのはすごい数のはず。本当は、予算でいってもきっと使わなかったお金がいっぱいあるような影響が及んでいるだろうと思うので、架橋するような内容を入れないといけないと思います。 渡部委員/まず、基本目標について、一旦ここでまとめをさせていただきたいが、先程のご意見を踏まえて、明確に記載する・省かないというのが、委員のご意見と考えております。すなわち、「障害のある人もない人も」は記載する。永田委員のご発言、あるいは欠席の高橋委員のご発言でも「障害のある人もない人も」「誰もが」を記載するという方向で進めていく。 「私達は」の記載については、検討するとして、まずは、どうしても外せないものについては、「障害のある人もない人も」「誰もが」というのを基本目標の中に必ず入れる方向で進めることで委員の皆様よろしいでしょうか。 (一同 意義なし) 一旦、このことにつきましては、必ず明確に記載し、外さないとの事で進めて参りたいと思います。事務局の方もよろしくお願いいたします。 それでは先ほどあった大橋委員のご質問、架け橋の話に加えて、何か委員の皆様方いかがでしょうか。 奈良崎委員/少し気になったところで分かりにくいので、できたら入れてもらいたいのですが、成年後見人と後見的支援が少しわかりにくいので具体的に説明を入れてもらえると私達、知的障害にもわかりやすいという意見です。 渡部会長/記載する時に意味がしっかりとわかるようにという意味でよろしいでしょうか。 奈良崎委員/説明を入れていただけるだけで良いです。 渡部会長/大橋委員のご質問については、事務局説明が長くなるかと思うので、可能なところでご説明いただきたい。森委員の架け橋についてもいかがでしょうか。 事務局/事務局から答える前に、もう一つ二宮委員からもご発言があった恋愛、結婚の「暮らし」のところで他の委員からも意見をいただきたい。 それから「基本目標に主語を入れた方が良い」というのは、委員の皆さんのご意見でしょうか。広沢委員からもご意見がありましたが、本日ご欠席の高橋委員からも「私達は、」という主語が入ったご発言、大会宣言ではありますけれども、読みあげてきたとありますので。 渡部会長/基本目標に関連して、「私達は」を加えるかどうかについて、委員の皆様のお考えがあればご発言ください。 渋谷委員/「私達」を入れた場合、誰を指すのでしょうか。行政なのか市民なのか、あるいは、横浜市に住んでいる人々全体を指すのか。どうでしょう。 渡部会長/そこは、私も渋谷委員と同じ様に思っています。他の委員の方でご発言があればあわせてお願いしたいが、いかがでしょう。 二宮委員/これは捉え方の問題で、「私達は」を書くことにより横浜市民の方が自分達の事だと思ってもられるのなら入れた方が良いし、行政の方の事だと思われるのなら無い方が良い。その後の文章次第だと思います。 渡部会長/読み手のとらえ方によって解釈が変わるのならば、できれば避けた方が良いと個人的に思っています。やはりメッセージとして記述していくことが基本的な考え方だと思っています。他にありますか。 飯山委員/白根学園の飯山です。今の「私達は」については、これは横浜市が作るプランなので、「私達は」と書くと、多くの読み手は「横浜市は」ととらえると思います。私も一人ではありますが、団体が「私達はこうします」という時は、当事者たちに宣言するものです。「私達は」を入れてこの目標だけが出てくれば、市民とも思えますが、プランの中にあると横浜市のことだと思います。 奈良崎委員/「私達」という言葉は、知的障害の言葉では、「私達は?」とお願いする時によく言っています。そして混乱しています。結構、文とかにすると、「私達は」を入れると私を指すのかと、逆に入れると混乱すると思います。 渡部委員/先程からの流れでいきますと、どうしても明確に記載すること、外せないということについては、「障害のある人もない人」、「誰もが」は外さないという方向で進めていくということで委員の皆さんよろしいでしょうか。 飯山委員/すごく悩んでいたのですが、絶対というわけではないのですが、私はここの18頁の基本目標は、「誰もが」が良いと思います。「障害のある人もない人も」と「誰もが」について、皆さんが言われた「外すべきではない」と言われることもわかりますし、私自身も普段は、現実にものすごく差別があり、すごくうるさく騒ぐ方ではあります。だけど、ずっと読んでいると、最初の「計画の概要」というところで「障害のあるなしにかかわらず」とそこはきちっと概要について書いてあります。これは、横浜市の障害者プランなので、障害のある方達のための計画なので、目標としては、綺麗事といわれるかもしれませんが、障害という言葉で分けてしまうのではなく、今ははっきりとした障害という認定をされないまでも、いろいろな生きづらさを感じている方も含めて、「誰もが人格と個性を尊重しあいながら」と基本目標にし、理想を目指しても良いのではないでしょうか。中を読んでいけば「障害のある人もない人も」があちこちに出てきているので。委員会の総意ですという形で戻しましょうとなると、戻っても良いのですが、個人の意見として、私は、「障害のある人もない人も」をここに入れなくても良いと思っている人間がいるということで意見を言わせてもらいます。 渡部委員/そのような意見があるということは議事録等に残していくということで、先程、確認させていきました様に、どうしても外さないということで「障害のある人もない人も」というところについては、明記する方向でとなりましたが、入れた形で進めていくということでよろしければ、進めさせていただきたいと思いますがよろしいでしょうか。 (一同賛同) それでは、もうひとつありました、40頁の書きぶりについて、広げれば非常に広がるし、どのあたりまでかということだと思いますが、このことついて追加のご発言はありますでしょうか。 永田委員/本人が必要な地域情報を得ることができる環境づくり、本人を理解してくれ、何が難しいのか分かりづらいのかわかってくれる人、一緒に考えて教えてくれる、寄り添ってくれる人が必要だと思います。理解をしてくれる人ができるためには、障害のある人達の交流が必要、またどういった生きづらさを感じているのか、伝えることも大切だと思います。 渡部委員/確認ですが、今のご発言は、40頁のところの、「そして?」から文章が続いていますが、その中に加えていくべき内容ということとして承ってよろしいでしょうか。そのような取り組み方が必要ということですね。 永田委員/はい、そうです。 大橋委員/浜視協の大橋です。ひとこと。ここの「結婚、恋愛〜」は、この辺だけ急に具体的な話が出てきて、私は音声で聞いていたのですが、特に違和感を感じました。委員の先生からもご指摘がありましたが、ここはもう少しぼかすという意味ではないが、カテゴリーを広げた方が良いのではないかと思います。権利条約でいう女性の複合差別を書いたのかと思うとそこまでではないし、少し中途半端なので検討が必要だと思います。 和田委員/精神障害の和田でございます。「恋愛」「結婚」は、私に向かって言えと言ったのかと思います。「恋愛」「結婚」は、突如出てきてよくわからないと言われましたが…。 渡部会長/今までの議論がありましたが、改めて和田委員からの意見ということでよろしいですか。 和田委員/はい。精神障害の女の人が妊娠した場合、産婦人科で、「産婦人科と精神科の両方がある大病院に行った方が良い」と言われます。私は14年前に「あなたは精神障害者なので産めない」と言われました。今は良くなっているかと言うと、知り合いの女性の話を聞くと、以前より悪くなっていて、お母さんが産後の入院をしている間に児童相談所の人が子どもを勝手に奪い取って連れて行ってしまい、乳児院に入れることに賛成しないと子どもをどこに連れて行ったか言わないと言われたそうです。そういう世界であってほしくないと思っていて、たとえ障害者であっても子どもを産み育てることは良いことだと思います。今、14歳になる娘を育てていて、本当に良かったと思っています。当時は、家族からも誰からも産んだら良いと言われなかったので、それを感じます。 金井委員/「暮らし」のところの話で、遡りますが、36頁の生活の場面、行きたいところの移動手段を加えたというところがありましたが、「住む」とか「暮らす」等で移動手段だけを加えただけでよいのか。今の「恋愛」「結婚」の話もその人が暮らしていくことにもなるので、移動手段だけでは足りない。逆にこれは入れない方が良いのではという印象を受けました。 鈴木委員/今、和田委員の発言の内容について、今回の議題にも挙がっている「恋愛・結婚・出産」についても、支援制度が少ない、理解がないというところ、地域に理解がない、そこをどうやって、今の和田委員の声は市民の多くに届いていないので、市民の一人ひとりに届いて、障害のあるないにかかわらず、知ってもらうということ、いろいろな当事者が経験された声を皆さんと共有する機会を健康福祉局や関係者、団体の皆様と作って、緩やかに共感する声が広がるようになると良いと思います。 渡部会長/共有する機会の必要性のご提案については、しっかりと承りたいと思います。文言については、今、出された最終的な文言まで決定するのは難しいので、発言の趣旨、ご意見の流れなどを受けまして、改めて書き方について事務局で検討したいと思いますが課長、いかがでしょう。 事務局/言葉について、「てにをは」を含めて決めるのは難しいのですが、二宮委員からご提案いただいた「就学」や「就労」の範囲はどうでしょう。「就学」や「就労」の言葉も入れるのなら、「恋愛・結婚・出産・子育て・家族の介護」をもう少しまるめたらよいのか等、もう少し皆様のご意見を伺いたいと思います。 渡部会長/今までの議論からすると、全般的に述べていくというよりも、この部分が一番心外だった、こういうことが起こってはなるまいという委員の発言だと思います。そう考えると「結婚」、「出産」、「子育て」はどうしても不可欠のところだと思います。広げすぎると焦点がボケるので、入れ込んでいくことが今の議論の方向性だと思いますがいかがでしょう。 鈴木委員/今、会長が言われたように、困難を抱えていようがいまいが、いろんなイベントや生活があるわけで、特に「恋愛」「結婚」「子育て」において障壁が多い。あらゆる生活を考える必要がありますが、特にそこを考えるべきで入れるべきだと良いと思います。 須山委員/浜難聴の須山です。私は人の一生を考えたら、「就学」「就労」も一つのイベントだと思うので、入れた方が良いと思っています。 飯山委員/40頁の「恋愛」「結婚」は特に障壁が大きいと思います。「就職」もイベントですが、就労支援センターがあるなど個別の支援があります。障害のある方が結婚したいとか子どもを産みたいといった時にものすごく障壁があり、このような方々が結婚、子育てをしたいと言った時に普通にそういうことがあるとなるように言葉を入れて良いと思います。敢えて知っていただくことがとても大事だと思います。まだ、障害のある方に特化した結婚支援は、制度として聞こえてこない中、暮らしの中に残した方が良いと思いました。 渡部会長/様々なご意見をいただきまして、全体的に、皆様方の考え、方向については、だいたい共通する部分があると思います。 今までのご議論を事務局で改めて精査して、原案の作成をお願いしたいと思います。今日、駆け足で来ましたので、架け橋についての議論もありますが、大橋委員を含め、関係のところにしっかり説明していただければと思います。 議題の3につきましてはこれで終了させていただき、何かお気づきの点がありましたら事務局に直接ご連絡ください。 ※その他、鈴木委員・永田委員からご意見を紙で頂戴した。 2 報告事項 報告事項1/障害者手帳のカード化について 渡部会長/それでは報告事項に入らせていただく。障害者手帳のカード化について事務局より説明をお願いしたい。 (事務局より説明/資料3) 渡部会長/これにつきまして、ご質問はありますか。 (質問等発言なし) 以上をもちまして令和2年度第2回横浜市障害者施策推進協議会を終了いたします。長い時間となり時間をオーバーして申し訳ありませんでした。事務局からその他についてお願いします。 3 その他 事務局/次回の日程について、次回は3月末を予定しております、市庁舎の会議室の確保もありますので、3月26日午後を予定しておりますが、皆様には追ってご予定を伺い開催をご案内させていただきます。年内には市のホームページに資料を含めて公開したいと準備しておりますので、1週間後程度に皆様に本日の会議録の確認をお願いすることになります。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは事務局より以上とさせていただく。 本日はありがとうございました。 資料・特記事項 資料1−1 第3期横浜市障害者プランの進捗報告について 資料1−2 第3期障害者プラン令和2年度取組(一覧)【公表資料】 資料1−3 第3期障害者プラン令和2年度取組(概要)【公表資料】 資料2−1 パブコメ結果概要 資料2−2 パブリックコメント意見一覧 資料2−3 原案(案)への反映・修正箇所 資料2−4 原案(案)に反映するパブコメ意見一覧 資料2−5 原案(案) 資料3 障害者手帳のカード化について 追加資料 協議会欠席委員からのご意見