感染症に気をつけよう。 2024年8月号、2024年8月14日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、手足口病。 7月初めに警報レベルとなりましたが、8月に入ってからは患者数は減ってきています。 イ、新型コロナウイルス感染症。 5月以降、患者数は増え続けています。流行の程度は去年とほぼ同じです。 ウ、腸管出血性大腸菌感染症。 7月に入ってから患者数が増えてきています。 エ、梅毒。 5月中旬以降、さらに患者数が増えています。流行の中心は20から50歳代ですが、幅広い年代で報告があります。せい感染症は、令和に入ってから増えてきている傾向ですが、特に梅毒は、全国的に増える一方です。無料かつ匿名での検査もできますので、感染が気になる方はぜひ利用してみてください。 2、今、気をつけたい腸管出血性大腸菌感染症。 腸管出血性大腸菌は、食中毒を起こす菌としても有名です。オーイチゴーナナという言葉は、ニュースなどで一度は耳にしたことがあるかと思います。 主な感染経路は、菌で汚染された食べ物や飲み物を口にしてしまうことです。それ以外にも、菌を持っている生き物やヒトから感染することもあります。 腸管出血性大腸菌感染症は、他の食中毒菌と同じで、加熱や消毒薬で死滅します。このため、食べ物に火を通すことや、普段からきちんと手を洗うことで予防できます。 なお、腸管出血性大腸菌感染症と診断されると、保健所の聞き取り調査があります。感染症を広げないための調査ですので、ご協力をおねがいいたします。