感染症に気をつけよう。 2024年9月号、2024年9月18日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、百日咳。 7月以降、少しずつ患者数が増え始めています。8月に入ってから、その数はますます増えてきています。 イ、マイコプラズマ肺炎。 こちらも、7月以降、患者数が増え始めています。 ウ、手足口病。 7月に大流行し、8月に入ってから患者数は減ってきたのですが、9月になって再び患者数が増えてきました。7月と同じように大流行する可能性もあります。 エ、新型コロナウイルス感染症。 7月半ばをピークに、患者数は減ってきました。しかし9月に入り、減少のスピードが鈍くなってきています。 オ、梅毒。 5月中旬以降、患者数は増える一方です。流行の中心は20から50歳代ですが、幅広い年代で報告があります。自分が感染しているかどうか心配な人は、無料かつ匿名での検査もできますので、ぜひ利用してみてください。 2、今、気をつけたい手足口病。 2024年7月、手足口病は、爆発的に流行しました。2019年も、同じように7月に大流行しましたが、今年は2019年とは少し様子が違います。 通常、手足口病は夏場に流行しますが、その後は比較的速やかに落ち着く傾向があります。しかし今年9月、再び患者数が増え始めています。もしかしたら、7月と同じような大流行になるかもしれません。 7月は、流行の中心は1歳前後の乳幼児でしたが、9月に入ってからはいわゆる未就学児、1歳から6歳位の年齢が流行の中心となっています。 手足口病のウイルスはアルコールが効きにくいという特徴があります。予防のためには、まずは石鹸と流水でしっかり手を洗うことが重要です。