No.281 港南区版  令和3年 3月号 5面 地域通信 皆さんの地域活動を紹介します! あなたの思いがつくる 区民企画運営講座  身近な心配事や困り事を解決したい。心豊かに暮らしたい。そんな願いを実現するための講座を、区民の皆さんが企画・運営するのが「区民企画運営講座」です。 【区民企画運営講座の応募資格・条件】 ●港南区民を中心とする3人以上のグループ ●5回以上の学習形式の連続講座を運営 ●受講者を公募する ●仲間づくりができる工夫がある など 【区役所がお手伝いします】 ●講座実施のための経費を助成 ●会場の紹介、広報の協力 ●講座開催時の一時託児の費用を負担 など  講座を通して新たな仲間とアイデアを得た運営団体のメンバーや受講者は、幅を広げて活動を続けたり、コミュニティハウスなどを拠点に新しいことを始めたりと、次のステージへ。区内で環境保全に取り組むグループや、まちを知る活動をしているグループなどの中には、この区民企画運営講座から出発したところもあるのです。 こんな活動が生まれています 〜令和元年度の区民企画運営講座から 〈港南ぶらりぶらり〉  素敵な出会いと発見を求めて、区内の施設や史跡、人を訪ね歩きました。毎回にぎやかに交流し、友好にも貢献。さらに活動を発展させるべく、話し合いや下見を重ねています。 〈こうなんの歴史探訪〉  港南区を昔の国境で分け、1年目は武蔵国を、2年目は相模国を、座学とまち歩きの23回で巡りました。それでも回り切れなかった場所を、そのあと訪れています。 〈子どもの本の教室〉  絵本や児童文学に関わる講師を招いて、子どもの本について広く学びました。参加者同士の情報スペースは、名付けて「つながる木」。質問の葉っぱと答えの葉っぱでいっぱいの、大きな木になりました。 思春期の子どもと親の大丈夫!(平成30年度〜令和2年度開催)  応募のきっかけは、胎児の記憶について研究している産婦人科医の話を聞きたいと思っていたメンバーが、区民企画運営講座のことを知り、このお医者さんを講師として招いて、親同士が友達にもなれる講座ができたらと思い立ったことでした。  講座は回によって切り口は変わりますが、軸は「楽しいこと」。思春期の子がいる親を取り巻くさまざまな事柄の「さわり」を知ることで、それぞれが自分なりにかみ砕いて受け止められる、緩やかさが特色です。参加した人には「見方を変えればいろいろ見える」という経験をして、自分で考え、自分で決めることを大切にしてほしい。そして「何とかなるもんだ」と思ってもらいたい。講座を運営した「大丈夫の会」の廣瀬さん、田中さん、安藤さんは、そう話します。  3年間やってきて、参加者を安定して集められたことや、「素人」だからこその、ビジネスライクではない講師とのつながりができたことに手応えを感じ、自分たちの自信にもなりました。 令和3年度区民企画運営講座 運営団体募集中!  申込書(区役所54番窓口で配布)に記入し、事前連絡の上、3月15日17時までに直接区役所区民活動支援係(電話:045-847-8399 FAX:045-842-8193)へ