No.283 港南区版 令和3年 5月号 8-9面 特集 令和3年度 風水害から命を守る  近年、令和元年台風15号など、大雨・暴風による被害が発生しています。台風や大雨は、発生や規模を事前に把握することがある程度可能なため、被害を少しでも抑えるために正確な情報を入手し、自身の安全を守るにはどのような行動をとるべきか考えましょう。 問合せ 区役所危機管理・地域防災担当(電話:045-847-8315 FAX:045-841-7030) 【ハザードマップで周囲の危険を把握しよう!】  区内には中小規模の河川があり、宅地の中には崖も点在しています。危険がどこにあるか、事前に確認しておきましょう。 ○土砂災害ハザードマップ  豪雨などで、崖崩れが発生したときに被害を受ける恐れのある区域が分かります。 ○洪水ハザードマップ  河川の氾濫や、堤防が決壊したときの浸水区域や水深が分かります。 ○内水ハザードマップ  大雨により下水道管や水路の水が、マンホールや雨水ますからあふれたときの浸水区域や水深が分かります。 《配布場所》 区役所5階56番窓口 パソコンやスマートフォンでも見られます 港南区 ハザードマップ で検索 わいわい防災マップ で検索 【非常時の持ち出し品を準備しよう!】  風水害発生時の避難場所は、長期間の避難を想定していません。いざ避難をするときに、何を持っていくかを判断するのはとても難しいことです。食料や飲料水、常備薬など必要なものを準備して、慌てずに行動できるようにしておきましょう。 ■非常時の持ち出し品リスト [救急・安全] ●包帯、ばんそうこうなど ●常備薬 ●眼鏡・コンタクトレンズなど [水・食料] ●飲料水 ●食料、お菓子など(2、3食分) ※そのまま食べられるもの ●粉ミルク ●紙皿、紙コップ [貴重品] ●預金通帳、カード ●免許証、保険証、印鑑など [日用品] ●ヘッドライト ●携帯ラジオ ●タオル ●ティッシュ ●マスク ●ビニール袋 ●紙おむつ [その他] ●着替え ●簡易的な寝具(簡易まくら、タオル、耳栓、アイマスクなど) ●モバイルバッテリー  例: 携帯電話充電器(乾電池で充電できるもの) ●避難場所でリラックスできるもの  例: 本・ゲームなど(音が出るものはイヤホンも準備)おもちゃ(周りの迷惑にならないもの) ◎感染症対策に予備のマスクと、除菌用のウェットティッシュなども準備しましょう 【風水害時の避難場所を確認しよう!】  港南区では3つの状況を基準に避難指示等を発令し、避難場所を開設します。いざというときの避難場所を確認しておきましょう。 状況 1 土砂災害警戒情報の発表(可能性があるとき) 状況 2 河川の増水による洪水の発生(恐れがあるとき) ※河川ごとの水位状況等により、開設の判断をします 状況 3 区内全域で多くの被害の発生(恐れがあるとき) 避難場所 港南地区センター 開設する状況 1、2、3 避難場所 野庭地区センター 開設する状況 1、2、3 避難場所 永谷地区センター 開設する状況 1、2、3 避難場所 永谷小学校 開設する状況 2、3 対象河川 平戸永谷川・芹谷川 避難場所 永谷高校 開設する状況 2、3 対象河川 平戸永谷川・芹谷川 避難場所 日下小学校 開設する状況 2、3 対象河川 大岡川 避難場所 横浜南陵高校 開設する状況 2、3 対象河川 大岡川・日野川 避難場所 東永谷地区センター 開設する状況 3 避難場所 港南台地区センター 開設する状況 3 避難場所 永野小学校 開設する状況 3 避難場所 桜岡小学校 開設する状況 3 避難場所 丸山台小学校 開設する状況 3 避難場所 斉信館(横浜刑務所) 開設する状況 3 ※対象河川が複数の避難場所は、いずれかに避難指示等が発令された場合に開設します 大雨 避難場所 港南区 で検索 ◎避難場所での3密を避けるためにも、親戚や知人宅への避難も検討しておきましょう。日頃から助け合える関係づくりが大切です 【身を守るための行動をしよう!】 ○自宅編 ・飛来物でガラスが割れることがあるため、雨戸やカーテンを閉めて、窓には近づかない。 ・植木鉢や物干し竿など、風で飛ばされそうなものを移動・固定する。 ○外出中編 [大雨]  地下街や地下駐車場などは急に水が流れ込んでくる可能性があるため、閉じ込められないよう、早めに避難する。 [土砂崩れ]  危険な崖から離れる。 [強風・雷]  近くの安全な建物に避難する。 ○避難行動編(状況に合った避難行動をとりましょう) 避難時に気を付けること ・段差につまずいたり、ふたが外れたマンホールに落ちたりしないように、長い棒などで足元を確認する。 ・長靴は中に水が入ると重くなり、動きづらくなるので、運動靴を履く。 《余裕をもって避難できる場合》 ●水平避難  安全な場所へ避難(指定緊急避難場所などの避難場所、近くの高台、土砂災害警戒区域外の親戚の家など) 《避難する余裕がない場合》 ●垂直避難  丈夫な建物の2階以上、または近隣の高い建物へ避難 ●屋内避難(斜面と反対側)  建物内の安全な場所へ避難(斜面など危険な場所の反対側の2階以上) 【情報を入手しよう!】 風水害の発生等の情報は、次のツールで確認できます。災害が発生しても落ち着いて適切な行動がとれるように、素早く正しい情報を入手しましょう。 横浜市防災情報ポータル ・市内の避難情報 ・避難場所の開設・混雑状況など 気象庁ホームページ ・気象警報・注意報、台風情報、解析雨量など防災気象情報 港南区安全・安心情報メール(登録制) ・災害発生時等に港南区災害対策本部から避難場所、避難指示等の災害情報・緊急情報を配信 Yahoo! 防災速報(アプリ版:スマートフォン) ・横浜市からの防災緊急情報を配信