No.291 港南区版 令和4年 1月号 8・9面 特集 飼う前も、飼ってからも考えよう ペットと暮らす、基本のキホン  動物を飼うのは一生を預かることです。愛情と責任を持って、正しい知識できちんと世話すれば、人もペットも幸せに。 問合せ 区役所環境衛生係(電話:045-847-8445 FAX:045-846-5981) ペットを飼いたい! 本当に飼えるかな?  ペットの種類によって習性や行動、必要な環境が違います。快適で安全に暮らせるように環境を整え、最期まで適切に飼えるか考えることが必要です。  誰にでも人生の転機は訪れます。自分の生活が変わってもペットを飼い続けられますか?「今は飼わない」と判断することも大切な選択です。 83(ハチサン)太郎:「犬を飼いたいな」 職員:「今は飼えたとしてもずっと飼えるか考えないといけないよ」 【チェック】 家族全員が賛成していますか?  □動物アレルギーの人はいない  □毎日の世話に時間と手間をかけられる ペットを飼える環境ですか?  □ペットを飼える住環境  □引っ越しの予定はない  □近隣に迷惑を掛けないように配慮できる  □ペットの種類や大きさ、特性などが生活環境に適している ペットの寿命を考えていますか?  □ペットが寿命を迎えるまで飼い続けることができる  □高齢になったペットの世話や介護ができる ペットの一生にかかる費用を考えましたか?  □ペットを飼い続けるためには、フードや日用品、ワクチン代、治療費などでお金がかかります 災害時や、万が一飼えなくなったときのことを考えていますか?  □ペットを預けられる人、世話をしてくれる人を見つけておく ペットと暮らそう! すごろく 《スタート》 ■犬を飼いました ↓ 登録と狂犬病予防注射  生後91日以上の犬は登録(生涯1回)と狂犬病予防注射の接種と注射済票の交付を受けること(毎年1回)が狂犬病予防法で義務付けられています。 ↓ お散歩のときはリードとマナーグッズを忘れずに  散歩のときは必ずリードを着けましょう。リードは長く伸ばさず、いつでも犬をコントロールできるようにしましょう。公共の場所で犬を放してはいけません。トイレはなるべく家で済ませ、散歩の途中でしたふんは持ち帰り、おしっこは水で流しましょう。公園や道路は犬のトイレではありません。 ↓ ご近所への気配りも大切です  大きな鳴き声で、近隣の迷惑となっていませんか? 犬が過剰に鳴くのは、散歩不足・警戒・欲求など何らかの理由があります。しつけも必要ですが、理由を考え、取り除く工夫をしましょう。必要に応じてドッグトレーナーや獣医師にも相談してみましょう。 《飼い犬が人をかんでしまったらすぐに届出を!》  かんだ事実を知った翌日までに区役所環境衛生係に届出し、2日以内に獣医師に狂犬病の鑑定を受けなければいけません。 ■猫を飼いました ↓ 大切な飼い猫を守るために完全屋内飼育をしましょう  猫にとって、屋外は交通事故や感染症など危険がいっぱいです。快適で安心できる場所が整っていれば、屋内だけで十分満足して暮らせます。ふん尿や爪とぎなどで近隣に迷惑を掛けないためにも、屋内で飼いましょう。 ↓  部屋に上下運動ができる場所や隠れ場所を作ってあげましょう。猫用トイレや爪とぎも忘れずに。 《大変! 迷子にしちゃった!》  ペットの安全を守るのは、飼い主の責任です。迷子にして危険にさらさないように、しっかり対策しましょう。 ・鑑札、注射済票(犬のみ) ・迷子札(連絡先を入れる) ・マイクロチップ ※補助金制度あり 迷子の連絡先 ・区役所環境衛生係  電話:045-847-8445 ・市動物愛護センター  電話:045-471-2111 ・港南警察署  電話:045-842-0110 ◎けがをしていない?病気にかかっていない?  ペットは体調が悪くても、言葉で伝えることができないので、体や行動の変化に注意してあげることが大切です。不安や変化を感じたときに、気軽に相談できる「かかりつけ動物病院」を見つけておくと安心です。 [不妊去勢手術をお勧めします]  繁殖を望んでいなければ性別にかかわらず不妊去勢手術をしましょう。繁殖期のストレスを軽減し、病気の予防にもなります。 ◎高齢期への備え  高齢(シニア)期にはさまざまな老化のサインが出てきます。犬は7歳前後、猫は10歳前後から高齢期といわれています。体が衰えるのは人と同じで、介護も必要になります。今まで以上に気を配り、小さなサインを早期に発見し、快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。 ・定期的な健康診断 ・室内の危険等への対応(段差や床材など) ・シニア用のフードを用意 ・病気や介護について考える ◎災害時に備えましょう  大切なペットを守れるのは飼い主です。最低でも5日分(できれば7日分)のペット用品を備えましょう。 □フード □水 □薬 □ケージ □新聞紙 □タオル □トイレ用品 □首輪、リード、ハーネスなど □ペット手帳やペットの写真 □ワクチンなどの接種記録 □ペット用の食器 ↓ 《ゴール》 あなたはすてきな飼い主さん これからもペットとの幸せな暮らしを