No.317 港南区版  令和6年 3月号 5面 港南ひまわりプラン 「ふ」だんの「く」らしを「し」あわせに 第4期 港南ひまわりプランの取り組みを紹介します  区民の皆さん、活動団体、事業者、地域ケアプラザ、区社会福祉協議会、区役所が協働して、地域をみんなでより良くしていくために活動を進めています。令和5年度に新たに活動を始めた4団体の取り組みを紹介します。 第4期港南ひまわりプラン(港南区地域福祉保健計画)(令和3〜7年度)  誰もが住み慣れた地域で安心して健やかに生活できるよう、地域をみんなでより良くしていくための計画です。  区全体の計画(区計画)と、身近な地区ごとの計画(地区別計画)でできています。区計画は、地域を「知る」・地域と「つながる」・地域で「できることをやる」・地域で「支えあう」の4つのアクションと12の取り組みから構成されています(詳しくは7ページ参照) 。 【4つのアクション】 障がいや認知症、自分が暮らしている地域のことなど、まず「知る」ことから、誰かと「つながる」きっかけに。あいさつなど「できることをやる」ことから、近所で「支えあう」一歩に。4つのアクションの矢印は、それぞれが相互につながっていることを示しています。 ■子どもの図書館あいすちゃん 代表の大谷さんは、子どもの友達がランドセルを背負ったまま自宅に遊びに来ていた経験から、家に帰っても親が不在で過ごす子がいることを知りました。「自宅で1人で過ごさないで気軽に遊びに来てほしい」という思いから、子育てをしながら自宅を図書館として開放しています。絵本等の蔵書が500冊以上あり、取材した日は幼稚園児が親子で、読み聞かせに参加していました。 ■ぱっちわーく(親と子のアートプロジェクト) 「あれをやりたい、これをやりたい、という子どもたちの自由な発想を大切にしたい」「みんなと一緒に活動することが苦手な子でも、その子の個性が作品とつながってほしい」という思いから、代表の進藤さんは自身の特技を生かし、子どもの自由な創作活動を始めました。近所の商店などから廃材をもらって、思い思いの作品づくりをしています。子どもと離れて保護者同士が交流することも、大事な活動になっています。 ■こどもしょく堂りえちゃんち 「自宅の隣の公園で、夕方になっても一人ぼっちで帰宅しない子どもが気になっていた」代表の臼居さん。その子に声を掛けられなかった経験から、「子どもが孤食ではなくみんなで楽しくご飯を食べてほしい」という思いを持ち、自宅での食事の提供を始めました。友人2人の協力のもと、近隣から野菜などの寄付を受け、おいしい食事を提供しています。この日は寄付されたクラッカーで、スモア※を作りました。 ※焼いたマシュマロをチョコレートと一緒にクラッカーなどで挟んだお菓子 ■「坂のまちの交流会」実行委員会(環状3号線:日野南〜小山台 多世代イベント) 「コミュニティカフェicocca(いこっか)」と、地域の商店・事業者と地域住民団体、ボランティアが連携し、地域交流の場を設けています。春は「坂のまちのフェスティバル」、秋は「坂のまちのハロウィン」を開催し、当日は大勢の人が参加しました。ハロウィンは仮装をしたかわいい子どもたちが近隣のお店を回り、お菓子をもらって笑顔になっていました。 港南ひまわりプラン推進キャラクター「こなちゃん」  皆さん、誰かのことを思いやる気持ちから活動を始めています。そんな思いが必要な人に届き、「つながり」になると良いですね。港南ひまわりプランは、そんな皆さんとともに活動を進めていきます。 しゃべっCiao(チャオ)♪  昨年12月、第4期港南ひまわりプランの中間振り返りや地域の意見を聞き交流する場として、「しゃべっCiao♪」を開催しました。区長も参加し、2歳から80代まで、わいわいと皆さんが笑顔で話し合う有意義な時間になりました。  「新型コロナの流行で持てなかったけれど、皆で集まれる機会が大事」などの意見があり、「つながる」ことが普段の暮らしの幸せに大切であることを感じました。 問合せ 区役所事業企画担当(電話:045-847-8441 FAX:045-846-5981)