明日をひらく都市(とし) YOKOHAMA 5 広報(こうほう)よこはま2024 自治会町内会(じちかいちょうないかい) 顔(かお)が見えると地域(ちいき)がつながる 地域(ちいき)をささえる自治会町内会(じちかいちょうないかい)の活動(かつどう)は2・3ページへ 市長(しちょう)だより  能登半島地震(のとはんとうじしん)で被害(ひがい)をうけた人たちが一日でも早くふつうの生活(せいかつ)にもどれるように、横浜市(よこはまし)では、被害(ひがい)があった場所(ばしょ)にのべ1,500名以上の職員(しょくいん)をはけんして、支援(しえん)をしています。現地(げんち)でふつうの生活(せいかつ)ができるように活動(かつどう)をする中で、ふだんのくらしでつくられた地域(ちいき)でのささえ合(あ)いが、たいへんな避難生活(ひなんせいかつ)の大きな力になることをあらためて感じています。  横浜市(よこはまし)では、自治会町内会(じちかいちょうないかい)をはじめとする地域(ちいき)のみなさんが、防災訓練(ぼうさいくんれん)や防犯(ぼうはん)パトロール、子どもや高齢者(こうれいしゃ)の見まもり、まちをきれいにする活動(かつどう)、イベント開催(かいさい)などさまざまな活動(かつどう)をして、地域(ちいき)の安全(あんぜん)安心なくらしと絆(きずな)をまもってくれています。横浜市(よこはまし)としても、こうした自治会町内会(じちかいちょうないかい)の活動(かつどう)をいっそうささえていきます。  子育(こそだ)て支援(しえん)には、これからも力を入れていきます。去年の8月に始まった「子どもの医療費(いりょうひ)の無料化(むりょうか)」につづいて、2024年度(ねんど)から、横浜市(よこはまし)だけの出産費用(しゅっさんひよう)の助成(じょせい)をスタートします。出産(しゅっさん)と育児(いくじ)のための一時金(いちじきん)50万円のほかに、最大(さいだい)で9万円を出して、安心して赤ちゃんを産(う)める環境(かんきょう)をととのえます。また、小学生(しょうがくせい)の夏休み中に昼食(ちゅうしょく)を提供(ていきょう)したり、さまざまな子育(こそだ)ての手続(てつづ)きをスマホからできるようにします。新しいとりくみを進(すす)めて、いそがしい子育(そだ)て世帯(せたい)がもっと「ゆとり」を持てるようにしていきます。 横浜市長(よこはましちょう) 山中竹春(やまなか たけはる)   いざという時に役立(やくだ)つ 地域(ちいき)とのつながり  能登半島地震(のとはんとうじしん)では、交通(こうつう)や通信(つうしん)などがとだえてしまいました。そんなとき、地域(ちいき)でのささえ合(あ)いが大きな力を発揮(はっき)しました。そういう顔(かお)の見える関係(かんけい)は、毎日のくらしの中で少しずつつくられていくものです。そんないつものささえ合いの中心(ちゅうしん)になっているのが自治会町内会(じちかいちょうないかい)のみなさんです。 市(し)の職員(しょくいん)も被災地支援(ひさいちしえん)の現場(げんば)で感じた つながりの大切さ 水道局(すいどうきょく) 石井職員(いしいしょくいん)  避難所(ひなんじょ)では、被害(ひがい)をうけたみなさんが、水をうけとるときや、洗濯(せんたく)をしたりするときに、ゆずり合(あ)ったり、助(たす)け合(あ)ったりしていました。ふだんからの人間関係(にんげんかんけい)ができているので、たいへんな中でも、おだやかな空気が流(なが)れていて、人とのつながりが心のささえになるということがよくわかりました。また、自治会(じちかい)が防災(ぼうさい)に積極的(せっきょくてき)にとりくんでいたことで、スムーズな避難(ひなん)ができたという話も聞いて、いつもの防災訓練(ぼうさいくんれん)がとても重要(じゅうよう)だとあらためて感じました。 防災(ぼうさい)・減災(げんさい)(=災害(さいがい)をふせいだり、小さくしたりすること)にとりくむ自治会町内会(じちかいちょうないかい)の活動(かつどう) ヨコハマタワーリングスクエア自治会(じちかい)(西区西平沼町(にしく にしひらぬまちょう))  25階建(かいだ)ての高層(こうそう)マンションの中に625世帯(せたい)と6事業所(じぎょうしょ)があり、自治会(じちかい)の会員数(かいいんすう)は631です。年2回(かい)防災訓練(ぼうさいくんれん)をしています。近くの地域防災拠点(ちいきぼうさいきょてん)と協力(きょうりょく)して、避難所(ひなんじょ)をつくって避難(ひなん)する人をうけいれる訓練(くんれん)もしています。毎月1回(かい)話し合(あ)いのために集まります。また、食べもの・飲みもの・簡易(かんい)トイレパックなど、防災備蓄品(ぼうさいびちくひん)を自治会(じちかい)で買ってみんなに配(くば)ることで、どんな家族が住んでいるのかを知り、防災(ぼうさい)の大切さをつたえています。 ふだんの活動(かつどう)についてインタビュー 「防災(ぼうさい)を中心(ちゅうしん)に生(う)まれるつながり」    会長(かいちょう) 平野 周二(ひらの しゅうじ)さん  10年ほど前にまちづくりを学ぶ講座(こうざ)に参加(さんか)して、地域(ちいき)がいっしょになって防災(ぼうさい)にとりくむことが必要(ひつよう)だと強く感じました。近くで、家の建物(たてもの)がたおれてしまった人が優先的(ゆうせんてき)に地域防災拠点(ちいきぼうさいきょてん)を使えるように、マンションに住んでいるみなさんには、できる方(かた)は在宅避難(ざいたくひなん)(=自分の家に避難(ひなん)すること)するようにいつもよびかけています。備蓄品(びちくひん)はポストに入れて配(くば)るのではなく、決まった日に取りに来てもらって、みなさんの顔(かお)が見える関係(かんけい)づくりにつながるようにしています。  また、災害(さいがい)の後だけでなく、災害(さいがい)が起きたときに生(い)き残(のこ)るためのそなえも大切です。家具(かぐ)がたおれないようにしておくこと、感震(かんしん)ブレーカー(=地震(じしん)が起(お)きたときに電気を切るしくみ)を設置(せっち)することなど、ふだんからできる対策(たいさく)がたくさんあります。地区(ちく)の代表(だいひょう)として、子どもたちに防災(ぼうさい)の話をする時には、「まわりに大人がいないときは、自分で考えて、自分の判断(はんだん)で避難(ひなん)すること。自分が助(たす)かってはじめてまわりを助(たす)けられる。自助(じじょ)が共助(きょうじょ)につながっていく」とつたえています。  私自身(じしん)も、自助(じじょ)としての防災対策(ぼうさいたいさく)や備蓄(びちく)をしているほか、防災士(ぼうさいし)などのさまざまな資格(しかく)を取(と)ったり、講座(こうざ)を受(う)けて、自治会(じちかい)のみなさんといっしょに学(まな)びながら、いつも情報(じょうほう)をアップデートしています。 「自分の階(かい)まで、はしごが届(とど)かないことがわかった」    鈴木 二三子(すずき ふみこ)さん  はしご車の訓練(くんれん)をしたとき、12階(かい)までしか「はしご」が届(とど)かないことがわかりました。私の階(かい)まで届(とど)くと思っていたので、火事を起こさないようにするにはどうしたらよいか、もし火事になってしまったらどうするかを考えるきっかけになりました。消火栓(しょうかせん)も、場所(ばしょ)は知っているけれど、使い方はわかりませんでした。自治会(じちかい)に入り、防災訓練(ぼうさいくんれん)をしたり会長(かいちょう)の話を聞いたりして、ふだんからのそなえが大切だと気づきました。  今は、私の家でも3~4日分の食料(しょくりょう)とカセットコンロを用意(ようい)するようにしています。  「自治会(じちかい)に入って、家族の意識(いしき)が変(か)わった」    井関 元子(いぜき もとこ)さん  東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)のとき、私の息子(むすこ)は仙台(せんだい)にいました。そのとき、災害(さいがい)のときに必要(ひつよう)なものが家にそろっていないことに気がつきました。また、自治会(じちかい)で、防災(ぼうさい)のために実際(じっさい)どんなそなえや対策(たいさく)が必要(ひつよう)なのかを知って、自分の家にあわせた備蓄品(びちくひん)もふやしました。自分たちがどこにいるかを知らせるための笛(ふえ)やライトなども用意(ようい)しています。  防災訓練(ぼうさいくんれん)も、いそがしいとつい欠席(けっせき)してしまいがちですが、時間がたつとせっかく覚(おぼ)えた防災知識(ぼうさいちしき)を忘(わす)れてしまいます。毎年やっておくことで、いざという時に動けるようになると思います。   自治会町内会(じちかいちょうないかい)には、さまざまな活動(かつどう)があります ・<防災(ぼうさい)> 備蓄倉庫(びちくそうこ)(=災害(さいがい)などのときに必要(ひつよう)なものをたくわえておくところ)の管理(かんり)や防災訓練(ぼうさいくんれん) ・<防犯(ぼうはん)> 防犯(ぼうはん)パトロールや防犯灯(ぼうはんとう)の設置(せっち) ・<見まもり> 学校へ行く子どもたちや高齢者世帯(こうれいしゃせたい)の見まもり ・<広報(こうほう)> 地域情報(ちいきじょうほう)の発信(はっしん)、「広報(こうほう)よこはま」などを配(くば)る ・<美化(びか)> ごみひろいや、ごみを集める場所(ばしょ)の維持(いじ)・管理(かんり) ・<子育(こそだ)て> 子育(こそだ)てサロンや子ども会(かい)を開く ※活動(かつどう)の内容(ないよう)は自治会町内会(じちかいちょうないかい)によってちがいます。 自治会町内会(じちかいちょうないかい)の活動(かつどう)に気軽(きがる)に参加(さんか)してみませんか 平野(ひらの)さん  ふだんからの関係(かんけい)づくりのためにも、納涼祭(のうりょうさい)や餅(もち)つき大会(たいかい)、新(しん)1年生(ねんせい)をお祝(いわ)いする会(かい)など、子どもから大人まで世代(せだい)にとらわれない横(よこ)のつながりづくりを積極的(せっきょくてき)に進(すす)めています。こうした防災以外(ぼうさいいがい)の自治会活動(じちかいかつどう)にもぜひ参加(さんか)してもらえるとうれしいです。 鈴木(すずき)さん  自治会活動(じちかいかつどう)をやってみると、たいへんだとは思いません。最初(さいしょ)は緊張(きんちょう)しましたが、自然(しぜん)にあいさつができるようになり、いろんな人と知り合(あ)いになれました。毎日楽しいですし、ぜひ自治会(じちかい)に入ってみてほしいなと思います。 井関(いぜき)さん  マンションだと、となりの人でもめったに会(あ)わないことがあります。でも自治会(じちかい)に入って行事(ぎょうじ)などに参加(さんか)して、知り合(あ)いがふえました。災害(さいがい)など、なにかあった時にはみんなで協力(きょうりょく)しなければならないので、顔(かお)を知ってくれている人がいるのは本当(ほんとう)にありがたいです。 あなたも自治会町内会(じちかいちょうないかい)に入って、いざという時にそなえませんか くわしいことはウェブページを見てください。 【きくところ】 市民局(しみんきょく)地域活動推進課(ちいきかつどうすいしんか) TEL:045-671-2317 FAX:045-664-0734    5月3日(金よう・祝日(しゅくじつ))~6月2日(日よう)は 横浜開港月間(よこはまかいこうげっかん)です  臨港(りんこう)パークから山下公園(やましたこうえん)までの海岸(かいがん)ぞいは、世界(せかい)にじまんできる美しい景観(けいかん)です。さまざまな観光施設(かんこうしせつ)も集まっています。開港月間(かいこうげっかん)のときにはいろいろなイベントが開かれますから、横浜(よこはま)だけの景色(けしき)といっしょに楽しんでください。 <6月1日(土よう)・2日(日よう)> 第(だい)43回(かい) 横浜開港祭(よこはま かいこうさい)  「開港(かいこう)をお祝(いわ)いして、港(みなと)に感謝(かんしゃ)しよう」というテーマのもと、市民(しみん)みんなが集まる『市民祭(しみんさい)』として始まった横浜開港祭(よこはまかいこうさい)。  ステージイベントや子ども縁日(えんにち)など、子どもから大人までだれでも楽しめるプログラムをたくさん用意(ようい)しています。 【会場(かいじょう)】臨港(りんこう)パーク ほか 【きくところ】 横浜開港祭(よこはまかいこうさい)実行委員会事務局(じっこういいんかいじむきょく) TEL:045-212-5511 FAX:045-212-5510 くわしいことはウェブページを見てください。 <5月3日(金よう・祝日(しゅくじつ))~6月9日(日よう)> ガーデンネックレス横浜(よこはま)2024 横浜(よこはま)ローズウィーク  「花と緑(みどり)でいっぱいのまち 横浜(よこはま)」のシンボルとして長くしたしまれてきた横浜市(よこはまし)の花“バラ”。 見ごろをむかえて美しく咲(さ)く “バラ”を、山下公園(やましたこうえん)など市内(しない)のあちこちで、横浜(よこはま)の歴史(れきし)を感じる町なみや港(みなと)の風景(ふうけい)と一緒(いっしょ)に楽しむことができます。 【会場(かいじょう)】山下公園(やましたこうえん)、港(みなと)の見える丘公園(おか こうえん)、横浜市役所(よこはましやくしょ)、横浜山手西洋館(よこはまやまてせいようかん)、横浜(よこはま)イングリッシュガーデン、八景島(はっけいじま)バラ園(えん)ほか横浜市内(よこはましない)のいろいろな場所(ばしょ) 【きくところ】 NTTハローダイヤル TEL:050-5548-8686(毎日9:00~20:00 6月10日まで)FAX:045-550-4093 くわしいことはウェブページを見てください。 <5月11日(土よう)・12日(日よう)> 横浜大会(よこはまたいかい)開催(かいさい) 2024ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ  パリ2024オリンピック・パラリンピック出場(しゅつじょう)に向(む)けて、いろいろな国のトップレベルの選手(せんしゅ)が横浜(よこはま)に集まって、熱(あつ)い戦(たたか)いをくり広(ひろ)げます。 【会場(かいじょう)】山下公園(やましたこうえん)のまわりの特設会場(とくせつかいじょう)(山下公園(やましたこうえん)スタート・フィニッシュ) 【きくところ】 世界(せかい)トライアスロンシリーズ横浜大会(よこはまたいかい)組織委員会(そしきいいんかい) TEL:045-680-5538 FAX:045-641-2371 くわしいことはウェブページを見てください。 <5月25日(土よう)・26日(日よう)> スポーツとエンタメを楽しむ2日間 YOKOHAMA B-Block Fes  横浜文化体育館(よこはまぶんかたいいくかん)がリニューアルし、まちのにぎわいを生(う)み出す横浜(よこはま)の新しいランドマーク「横浜(よこはま)BUNTAI」として今年4月にオープンしました。期間中(きかんちゅう)はスポーツ体験(たいけん)・エンタメステージ・マルシェなどを楽しむことができます。 【会場(かいじょう)】横浜(よこはま)BUNTAI、大通(おおどお)り公園(こうえん)、関東学院大学(かんとうがくいんだいがく)(横浜(よこはま)・関内(かんない)キャンパス) 【きくところ】 にぎわいスポーツ文化局(ぶんかきょく)スポーツ振興課(しんこうか) TEL:045-671-3583 FAX:045-664-0669 くわしいことはウェブページを見てください。 広報(こうほう)よこはまPlusでは、横浜(よこはま)BUNTAIの特徴(とくちょう)などについて紹介(しょうかい)しています。 <5月は11日(土よう)・16日(木よう)・18日(土よう)・25日(土よう)・26日(日よう)> 開港月間(かいこうげっかん)のときをはじめ、年間(ねんかん)を通してやっています! 横浜(よこはま)スパークリングトワイライト2024  港(みなと)の夜空(よぞら)をいろどる5分間(ふんかん)の花火(はなび)。2025年3月までに、27日ほどの打(う)ち上(あ)げを予定(よてい)しています。これは首都圏(しゅとけん)最大規模(さいだいきぼ)となります。横浜港(よこはまこう)のまわりで行われるイベントとともに、一年を通(つう)じてまちをもっとにぎやかにし、経済(けいざい)を元気にしていきます。 【行う日時(にちじ)と場所(ばしょ)】 5月11日(土よう)大さん橋(ばし)/16日(木よう)・18日(土よう)・26日(日よう)新港(しんこう)ふ頭(とう)/25日(土よう)山下(やました)ふ頭(とう)  20時~20時5分(16日だけは19時~19時5分) ※6月からの予定(よてい)はウェブページで見てください。 【きくところ】 横浜(よこはま)スパークリングトワイライト実行委員会(じっこういいんかい)運営事務局(うんえいじむきょく) TEL:045-663-7267 FAX:045-681-2838 くわしいことはウェブページを見てください。 ほかにも、開港月間(かいこうげっかん)には楽しいイベントがたくさん行われます。それぞれのイベントのくわしい情報(じょうほう)はウェブページで見てください。 くわしいことはウェブページを見てください。   よこはま彩(さい)発見 vol.17 海、港(みなと)、緑(みどり)、歴史(れきし)、地域(ちいき)、人々など、さまざまな魅力(みりょく)を持つ横浜(よこはま)。このまちの彩(いろど)りを「よこはま彩発見(さいはっけん)」として届(とど)けていきます。 今月は1月の地震(じしん)で大きな被害(ひがい)を受けた石川県(いしかわけん)能登(のと)と横浜(よこはま)のつながりについてです。 ウェブ版(ばん)では、抽選(ちゅうせん)で読者(どくしゃ)プレゼントがあります もっとくわしい話(はなし)はウェブページを見てください。 能登半島(のとはんとう)と横浜(よこはま) 横浜都市発展記念館(よこはまとしはってんきねんかん) 主任調査研究員(しゅにんちょうさけんきゅういん) 吉田 律人(よしだ りつお)  2024年の1月1日、能登半島(のとはんとう)の先端(せんたん)を震源(しんげん)とするマグニチュード7.6の地震(じしん)が起こりました。北陸地方(ほくりくちほう)は大きな揺(ゆ)れにおそわれました。津波(つなみ)が沿岸部(えんがんぶ)をおそっただけでなく、輪島市(わじまし)の中心部(ちゅうしんぶ)では大きな火事が起こりました。さらに、土砂(どしゃ)くずれなどで孤立(こりつ)する集落(しゅうらく)もありました。被害(ひがい)があったところでは、今でもたくさんの人たちが不自由(ふじゆう)な生活(せいかつ)をおくっています。  横浜(よこはま)と能登半島(のとはんとう)は遠(とお)くはなれていますが、深(ふか)いつながりがあります。たとえば、鶴見区(つるみく)にある曹洞宗(そうどうしゅう)の大本山(だいほんざん)(=宗派(しゅうは)の寺(てら)をまとめる寺(てら))である總持寺(そうじじ)は、輪島市門前町(わじまし もんぜんまち)に起源(きげん)があります。また、横浜市内(よこはましない)で銭湯(せんとう)を開いている人々のルーツも、多くが能登半島(のとはんとう)にありました。  石川県(いしかわけん)の鹿島郡(かしまぐん)や羽咋郡(はくいぐん)、七尾市(ななおし)の神社(じんじゃ)では、たくさんの鳥居(とりい)、狛犬(こまいぬ)、灯篭(とうろう)に「横浜(よこはま)」の文字(もじ)がきざまれています。たとえば、1923年に建てられた鹿島郡(かしまぐん)中能登町(なかのとまち)の能登比咩神社(のとひめじんじゃ)の鳥居(とりい)には、「横濱市福富町(よこはましふくとみちょう)一丁目(ちょうめ)五十一番地(ばんち) 永瀬啓太郎(ながせ けいたろう)」と書いてあります。永瀬(ながせ)は銭湯(せんとう)で使うガラス製品(せいひん)をあつかう問屋(とんや)で、その親戚(しんせき)も横浜市内(よこはましない)で銭湯(せんとう)を経営(けいえい)していました。横浜(よこはま)で成功(せいこう)した銭湯経営者(せんとうけいえいしゃ)は、ふるさとへの恩返(おんがえ)しとして積極的(せっきょくてき)に寄付(きふ)をしました。そして、それを見た人たちがさらに横浜(よこはま)へ移住(いじゅう)するという流(なが)れができました。横浜市民(よこはましみん)の公衆衛生(こうしゅうえいせい)は能登半島(のとはんとう)から来た人たちによってささえられていたのです。  1859年に開港(かいこう)してから、横浜(よこはま)は、さまざまな国や地域(ちいき)からの移住者(いじゅうしゃ)をうけ入れて、コミュニティをつくってきました。能登(のと)と横浜(よこはま)のつながりのことを思い出して、横浜(よこはま)から能登(のと)の復興(ふっこう)をささえ、応援(おうえん)していきましょう。 【きくところ】 政策経営局(せいさくけいえいきょく)広報課(こうほうか) TEL:045-671-2331 FAX:045-661-2351 広報紙閲覧(こうほうしえつらん)サービス「カタログポケット」 18の区(く)の「広報(こうほう)よこはま」がスマホで読めるようになりました  5月号(がつごう)から、市版(しばん)とそれぞれの区版(くばん)(=たとえば「旭区版(あさひくばん)」「泉区版(いずみくばん)」など)の広報(こうほう)よこはまを電子(でんし)ブック「カタログポケット」で読むことができるようになりました。 いつでもどこでも、気軽(きがる)に横浜(よこはま)の最新情報(さいしんじょうほう)をチェック!気になるイベントや手続(てつづ)き情報(じょうほう)もスマホで見られます。 <大きな文字(もじ)で読みやすい!>  読みたい文字(もじ)をタップすると、大きな文字(もじ)で読むことができます。 <気になる記事(きじ)にすぐにアクセス!>  二次元(にじげん)コードをタップするだけで、そのままウェブページにとぶことができます。 <記事(きじ)を切りぬき、SNSでシェア!>  気になる記事(きじ)を切りとって、LINEなどで共有(きょうゆう)もできます。 <10の言語(げんご)に対応(たいおう)、音声(おんせい)でも聞ける!>  日本語をふくめて10言語(げんご)で読むことができるほか、音声(おんせい)読み上げ機能(きのう)があります。読み上げる速(はや)さも調節(ちょうせつ)できます。 <最新号(さいしんごう)のお知らせがとどく!>  「広報(こうほう)よこはま市版(しばん)」を「マイコンテンツ」に登録(とうろく)すると、毎月電子(でんし)ブック版(ばん)の発行日(はっこうび)にプッシュ通知(つうち)でお知らせがとどきます。 Catalog Pocketカタログポケット 専用(せんよう)アプリでもブラウザでも読むことができます 市版(しばん)の広報紙(こうほうし)はこちらから 2024年5月号(がつごう)の最終(さいしゅう)ページから各区版(かくくばん)を読むことができます。 【きくところ】 政策経営局(せいさくけいえいきょく)広報課(こうほうか) TEL:045-671-2332 FAX:045-661-2351   2024年度(ねんど) 横浜市(よこはまし)のとりくみ 横浜(よこはま)で、ゆとりある子育(こそだ)てを! ~おやこMore Smile Package~  横浜市(よこはまし)では、「子育(こそだ)てしたいまち」になれるように、2024年度(ねんど)も子育(こそだ)て支援(しえん)にしっかりととりくみます。家事(かじ)・育児(いくじ)・仕事(しごと)でいそがしい子育(こそだ)て世帯(せたい)に、もっと「ゆとり」をつくりだす新しいとりくみを始めます。 <妊娠(にんしん)・出産(しゅっさん)のとき> ・POINT 赤ちゃんを産(う)むときの費用(ひよう)が軽(かる)くなる! 横浜市(よこはまし)だけ!  出産育児一時金(しゅっさんいくじいちじきん)のほかに、横浜市(よこはまし)から最大(さいだい)9万円を助成(じょせい)して、安心して出産(しゅっさん)できる環境(かんきょう)をつくります。 ※2024年4月1日より後に出産(しゅっさん)した人は、10月から申請(しんせい)することができます。 ※健康保険組合(けんこうほけんくみあい)から出る出産育児一時金(しゅっさんいくじいちじきん)を差(さ)し引(ひ)いた金額(きんがく)をうけとれます。 くわしいことはウェブページを見てください。 出産育児一時金(しゅっさんいくじいちじきん)50万円 + 横浜市(よこはまし)だけの助成金(じょせいきん) 9万円 【きくところ】こども青少年局(せいしょうねんきょく)地域子育(ちいき こそだ)て支援課(しえんか) TEL:045-671-4157 FAX:045-550-3946 <赤ちゃんと小さい子どもの時期(じき)> ・POINT 子育(こそだ)て手続(てつづ)きがスマホでできる! 日本で初(はじ)めて!【6月終わりごろに開始予定(かいしよてい)】 ●妊娠(にんしん)・出産(しゅっさん)~6歳(さい)までのさまざまな手続(てつづ)きをウェブサイトやスマホアプリで行えます。これからは、小学生より年上(としうえ)の子どもたちのためのいろいろな手続(てつづ)きもできるようにしていきます。 ●スマホアプリには母子手帳(ぼしてちょう)の機能(きのう)があります。予防接種(よぼうせっしゅ)の時期(じき)のお知らせも、個別(こべつ)に届(とど)きます。 ●保育園(ほいくえん)や公園(こうえん)など、子育(こそだ)てに関係(かんけい)がある施設(しせつ)の検索(けんさく)もできるようになります。 申請(しんせい)できる手続(てつづ)き  出産費用助成(しゅっさんひようじょせい)、産後母子(さんごぼし)ケア(訪問型(ほうもんがた))、小児医療費助成(しょうにいりょうひじょせい)、児童手当(じどうてあて)・児童扶養手当(じどうふようてあて)、一時預(いちじあず)かりの予約(よやく) など 【きくところ】こども青少年局(せいしょうねんきょく)企画調整課(きかくちょうせいか) TEL:045-671-4281 FAX:045-663-8061 ・POINT 保育園(ほいくえん)に行くときの紙(かみ)おむつやエプロンの準備(じゅんび)がいらなくなる!  保護者(ほごしゃ)が保育園(ほいくえん)に持っていくものをへらして、使用済(しようず)み紙(かみ)おむつを家に持って帰って処分(しょぶん)する負担(ふたん)を軽(かる)くするために、保育園(ほいくえん)などでの紙(かみ)おむつ・食事用(しょくじよう)エプロンなどの定額利用(ていがくりよう)サービス(サブスク)をとりいれたり、保育園(ほいくえん)が紙(かみ)おむつを処分(しょぶん)する費用(ひよう)を補助(ほじょ)します。 【きくところ】こども青少年局(せいしょうねんきょく)保育(ほいく)・教育運営課(きょういくうんえいか) TEL:045-671-3564 FAX:045-664-5479 学校に入ってから ・POINT 夏休みのお弁当(べんとう)づくりがいらなくなる!  夏休み中はすべての放課後(ほうかご)キッズクラブ・放課後児童(ほうかごじどう)クラブで配食(はいしょく)サービスによるお弁当(べんとう)を提供(ていきょう)して、保護者(ほごしゃ)の負担(ふたん)を軽(かる)くします。 ※お弁当(べんとう)の料金(りょうきん)は400円の予定(よてい)です 【きくところ】こども青少年局(せいしょうねんきょく)放課後児童育成課(ほうかご じどういくせいか) TEL:045-671-4068 FAX:045-663-1926