西区版/広報よこはま2024(令和6)年9月号/5ページ〜6ページ 〇特集1 今考えよう 今備えよう 大地震が起きたら…… 能登半島地震のような大地震が起きたとき、横浜市では地域防災拠点が開設されます。 地域防災拠点の役割・運営について今一度確認し、自宅とその周辺の安全が確認できる場合は、在宅避難も考えましょう。 またペットを飼っている家庭は、災害時のペット対策も必要です。 ◇キャプション:災害用ハマッコトイレを協力して組立、設置します ■地域防災拠点とは? 横浜市内で震度5強以上の地震が発生したとき開設される避難所を指し、地震により自宅で生活できなくなった場合などに避難生活を送る場所です。 西区では12の小中学校が地域防災拠点となっており、毎年訓練を行っています。 ぜひご参加ください。 ※訓練の詳細については、防災担当までお問い合わせください。  (電話320-8310 FAX322-9847) 二次元コード:地域防災拠点一覧はこちら お住まいの地域の地域防災拠点が分かります ●情報の共有 住民の安否、地域の被害、救援物資などに関する情報を建物の入口付近に貼り出します。 ●災害用ハマッコトイレ(災害時下水直結式仮設トイレ) 公共の下水道に直結した仮設トイレです。主にプールの水を水源としているため、断水した場合でも水洗トイレとして使用できます。バリアフリーにも対応しています。 ●ペット一時飼育場所 地域防災拠点のペット一時飼育場所は飼い主の居住スペースとは異なる場所に設置されます。ペットはケージなどに入れて飼い主が責任をもって飼育・衛生管理を行います。 ペットの同行避難については6ページをご覧ください。 ●防災備蓄庫 食料や水、生活用品が入っています。 ※備蓄には限りがありますので、自宅の備 蓄品を持参しましょう。 二次元コード:備蓄品の詳細はこちら ●生活スペース 1人当たりのスペースは1m×2m(1畳分)が目安になります。毛布やアルミブランケットなどの備蓄品を有効に活用しながら生活をします。 地域防災拠点での避難生活で大切なことは? 地域防災拠点は、地域住民の皆さんによる助け合いによって運営されます。円滑な避難所運営のためには、避難した全員が「お互いを尊重し」運営に協力していくことがとても大切です。 災害時にけが、病気をしたときは? ・災害時にけが・病気をした時の目印「のぼり旗」を知っていますか→8ページへ ■在宅避難とは? 在宅避難は、プライバシーの保たれた住み慣れた環境で生活できるため、ストレスの少ない避難行動です。 自宅とその周辺の安全が確認できれば、在宅避難を考えてみましょう。 西区在宅避難リーフレット 二次元コード:在宅避難に必要な情報はこちら。 区役所1階1番窓口、4階51番窓口にて配架しています。 避難先による環境の違い 目的 地域防災拠点 中長期的な生活 在宅避難 短期〜長期の生活 一人当たりのスペース  地域防災拠点 狭い(2u程度)  在宅避難 自宅の状況に応じたスペースの確保が可能 プライバシーの確保 地域防災拠点 難しい 在宅避難 確保しやすい 水・食料 地域防災拠点 最低限の備蓄 在宅避難 自分で準備※ 断水・排水管損傷時のトイレ 地域防災拠点 仮設トイレ、トイレパック 在宅避難 自分で準備(トイレパックなど) ペット 地域防災拠点 一時飼育場所 在宅避難 いつも通り ※在宅避難でも地域防災拠点にて物資や情報を得ることができます。 ■災害時のペット対策(ペットとの同行避難) 自宅からの避難が必要な飼い主は、飼育しているペットを連れて、地域防災拠点などに避難する「同行避難」をすることになります。なお、「同行避難」は、ペットとともに避難をすることを指し、地域防災拠点において飼い主がペットを同室で飼育管理することではありません。 キャプション:ペット一時飼育場所のイメージ ペットの飼い主さんへ 各地域防災拠点でのペット受け入れ状況は異なりますので、防災訓練などの際に確認しておきましょう。また、いざという時のために、日頃から次のような準備を行っておきましょう。 ●迷子にならないために 避難する際、ペットと離ればなれになってしまうこともあります。飼い主が分かるようマイクロチップや迷子札などを装着しておきましょう。 犬の場合 首輪と連絡先を書いた迷子札 マイクロチップ 直径2mm 長さ10mm 鑑札と狂犬病予防注射済票 猫の場合 首輪と連絡先を書いた迷子札 マイクロチップ 直径2mm 長さ10mm ●基本的なしつけ 地域防災拠点では、ケージの中での生活が中心となります。ケージなどに慣れるためのトレーニングや「待て」「おいで」「おすわり」などの基本的なしつけをしておきましょう。 ●ペット用備蓄品の準備 地域防災拠点にはペット用の備蓄品はありません。飼い主が責任をもって、準備をしておく必要があります。 ペットのための防災手帳を区役所2階26番窓口で配布しています。 ●健康管理 一時飼育場所では集団で生活することになります。混合ワクチン接種、狂犬病予防注射(犬の場合)や、ノミ・ダニの駆除は平時から定期的に行っておきましょう。 もっと災害時のペット 対策を知りたい人は 二次元コード:詳細はこちら ●ペット一時預け場所の確保 在宅避難ができない状況でも、拠点への同行避難ができなかったり、拠点の一時飼育場所での生活が困難な場合も想定されます。ペットが慣れている知人や親戚宅を一時預け場所として確保しておくと安心です。 知人 親戚 ●ペットを飼っていない人へ 地域防災拠点にはペットを連れた飼い主が避難してくることがあります。ご理解・ご協力をお願いします。 ■西区制80周年記念 防災イベント 西区制80周年とtvkハウジングプラザ横浜50周年コラボイベントとして、「西区制80周年記念 防災イベント」を開催します。また、交通安全の啓発も併せて実施します。 ぜひこの機会に親子で防災や交通安全について考えてみましょう。 日時 9月14日(土) 11時〜16時 場所 tvkハウジングプラザ横浜(西平沼町6-1) ※雨天の場合は縮小開催、荒天の場合は中止となります。 【車両展示】消防車両、消防団積載車、道路パトロールカー、警察車両 【体験型コンテンツ】災害時ガスメーター復旧体験、ふわふわスライダー、バッテリーカー乗車、地震火災シミュレーター、交通事故体験、自転車シミュレーター 【その他】無印良品のブース、交通安全缶バッジ作り、消防音楽隊演奏会など 協力:JAF神奈川支部、戸部警察署、西区交通安全対策協議会、東京ガス横浜中央エネルギー(株)、(株)良品計画、いすゞ自動車(株) 二次元コード:詳細はこちら 問合せ 防災担当(地域防災拠点や在宅避難、防災イベントについて) 電話320-8310  FAX322-9847/環境衛生係(災害時ペット対策について) 電話320-8444 FAX320-2907